「成人病」と呼ばれていた糖尿病や心臓病、脳卒中、がんなどの病気が、加齢によって発症したり、進行するとされていました。
しかし、このような病気が発症するまでの食生活や生活習慣が大きく関係していることが分かったので、平成8年12月に当時の厚生省が「生活習慣病」という概念を新たに示しました。
その「生活習慣病」とされる病気の種類は次のようなものです。
肥満・・・特に内臓脂肪型肥満で、体脂肪が過剰に蓄積した状態です。
高血圧・・・血流が悪くなり、血管に高い圧力がかかっている状態です。
高脂血症・・・血液中のコレステロールや中性脂肪が異常に多い状態です。
動脈硬化・・・血管の弾力が失われたり、血管が狭くなり血流が悪くなった状態です。
糖尿病・・・・インスリンというホルモン分泌が正常にされず、血液中のブドウ糖が高くなって尿中に排出される病気です。
高尿酸血症・・・血液中の尿酸値が高くなっている状態です。
脳卒中(脳梗塞・脳出血)・・・脳の血管が詰まったり、破れたりして起こる病気です。
虚血性心疾患(心臓病)・・・心臓に栄養や酸素を運んでいる血管に動脈硬化が起こり、血流を悪くなって起こる病気です。
生活習慣病は、自覚症状がなかなか現れないものなので、放っておくとひどくなることもあります。
ちょっとした体の変化を感じたら生活習慣病の疑いを持って、早期治療や予防ができるので、病院へ受診することをおすすめします。
<生活習慣病による自覚症状>
高脂血症・・・上まぶたに脂肪の塊ができた、アキレス腱が以前より太くなったなどです。
糖尿病・・・全身がだるい、疲れやすい、とてものどが渇く、尿の量が増えたなどです。
脳卒中・・・左右どちらかの手足がしびれる、めまい、頭痛、焦点が合わない、ろれつが回らないなどです。
虚血性心疾患・・・呼吸困難、10分以上の胸痛、不整脈があるなどです。
Posted by banrai | 2008年3月13日 16:07 | パーマリンク
まず、肥満とは体脂肪が過剰に蓄積している状態です。
肥満になる原因は、70%が食べすぎと運動不足です。
肥満の基準として用いられるものがBMIという指数です。
BMI=体重kg÷身長m÷身長mの計算式のよって計算し、18.5未満は痩せ、18.5?25.0未満は標準、25.0以上が肥満となります。
肥満のタイプに2つあり、上半身肥満(リンゴ型肥満)と下半身肥満(洋ナシ型肥満)があります。
上半身肥満(リンゴ型肥満)と下半身肥満(洋ナシ型肥満)を判断するためには、ウエスト(cm)÷ヒップ(cm)により出た数値によって判断します。
男性の場合・・・1.0以上は上半身肥満(リンゴ型肥満)、1.0未満は下半身肥満(洋ナシ型肥満)です。
女性の場合・・・0.9以上は上半身肥満(リンゴ型肥満)、0.9未満は下半身肥満(洋ナシ型肥満)です。
そして、この肥満は生活習慣病に多く関係しています。
脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があり、上半身肥満(リンゴ型肥満)が「内臓脂肪」で、下半身肥満(洋ナシ型肥満)が「皮下脂肪」です。
生活習慣病に大きく関係するのは、上半身肥満(リンゴ型肥満)の「内臓脂肪」です。
内臓脂肪の増加により、生活習慣病の糖尿病や血栓症、動脈硬化、高血圧症につながるのです。
Posted by banrai | 2008年3月13日 15:32 | パーマリンク
生活習慣病の肥満症を解消するためには、日常生活で体を動かす機会を作るなどします。
体を動かすことで代謝を増やすことができ、肥満解消につながります。
1.2?3階であれば、エレベーターやエスカレーターを使わず、階段を利用します。
2.近所への買い物は、自転車を使わずに歩いたり、バスや地下鉄など利用の場合、1区間前から歩くなどします。
3.休日は家でゴロゴロしているのではなく、体を動かすようにします。
4.運動だけでなく、日常の家事をまとめてやらず、こまめに行いエネルギー消費をします。
そして、生活習慣病の肥満症を改善するためには、運動だけでなく、食生活も改善しなければ減量がうまくいきません。
まずは、食べすぎないように注意します。
1日に摂るエネルギーの配分は、朝食と昼食は多めにして夕食は軽めになるようにすると効果的です。
その内容も偏食にならないように、栄養バランスの取れたものにします。
減量には、低エネルギーに加えて、食物繊維やビタミン、ミネラルが摂れるものが最適な食品です。
さらに、間食はとらないようにしますが、どうしても摂りたい人は、摂取エネルギーの範囲内にします。
Posted by banrai | 2008年3月13日 15:00 | パーマリンク
生活習慣病の高血圧とは、血圧を3回以上測った平均が、最高血圧140以上、最低血圧90以上のときです。
生活習慣病の高血圧の原因は、遺伝や環境による「本態性高血圧」と腎臓疾患やホルモン異常、妊娠中毒症によって起こる「二次性高血圧」があります。
日本人のおよそ90%の人は、本態性高血圧です。
生活習慣病の高血圧で血管に圧力をかけ続けると、血管の弾力が失われていき、動脈硬化を起こします。
さらに、他の生活習慣病などを引き起こす原因にもなります。
また、血圧を上昇させる原因は日常の生活の中にもあります。
それは、「ストレス」「塩分の摂りすぎ」「肥満」「多量の飲酒」「喫煙」などです。
そして、ジュース類による糖分の摂りすぎ、コーヒーや紅茶によるカフェインの摂りすぎで中性脂肪を増やしてしまいます。
生活習慣病の高血圧が原因となって引き起こす合併症もいろいろあります。
<動脈硬化>
血管に圧力をかけ続けると、血管の弾力が失われていき、動脈硬化を起こします。
<虚血性心疾患>
高血圧などで血流が悪くなり、十分な血液が送られなくなり、働きが鈍ります。
高血圧自体、心臓に負担をかけており、心不全を起こす危険性もあります。
<脳血管疾患>
脳の中の動脈に動脈硬化が起こり、血管が詰まったり、破れたりする状態です。
Posted by banrai | 2008年3月13日 14:44 | パーマリンク
生活習慣病の高血圧の予防のためにも生活習慣を改善しなければなりません。
その生活習慣とは、次の項目になります。
1.たばこはやめます。
2.お酒を飲みすぎず、2日続けての休肝日を作ります。
3.定期的に適度な運動(散歩やスポーツ)をします。
4.栄養バランスのとれた食事に心がけ、緑黄色野菜や果物、根菜を積極的に摂ります。
5.平均7?8時間の睡眠時間をしっかりとります。
そして、生活習慣病の高血圧の予防や改善のために食事で注意する点があります。
1.塩分の摂る量を抑えます。
高血圧の人は、1日5?7gが摂取量の目安です。
みそやしょうゆを極力抑えた食事を摂るように心がけることが大切です。
減塩してもおいしく食事をする方法として、酢やレモンを利用したり、だしを濃い目にしたりすると良いです。
2.摂取するエネルギーを抑えます。
生活習慣病の高血圧は、肥満が原因になるため、減量をするだけでも血圧を下げることはできます。
しかし、減量によって他の生活習慣病などにも影響を与えるため、運動を併用することをおすすめします。
摂取するエネルギーを抑えることで、結果的に減塩にもつながります。
3.血圧を下げる効果のある食品や塩分の排出を促す食品を摂るようにします。
血圧を下げる効果のある食品は、玄米や胚芽米、酢などです。
血圧の上昇を抑える食品もあり、そば、イカ、たこ、貝類などです。
塩分の排出を促す食品は、食物繊維などが含まれる緑黄色野菜や海藻類です。
4.乳製品を摂ります。
乳製品には、良質のたんぱく質とカルシウムが含まれています。
たんぱく質は、細胞や体の機能を調節するホルモンの材料になります。
カルシウムは、血圧を調整する働きもあります。
5.大豆製品など豆類を摂ります。
大豆に含まれる成分の大豆たんぱく質は、血管を丈夫して動脈硬化の予防もできます、
そして、大豆イソフラボンには、血管を拡げ詰まるのを防止して、コレステロールを下げたり、ガンを抑える働きなどがあります。
Posted by banrai | 2008年3月13日 14:15 | パーマリンク